A

Ashida Architect & Associates

facebook
twitter

折板屋根の家 Tokyo, 2016

都内にある眺めのよい敷地に計画された住居+テナントのプロジェクト。B1F~2Fがテナント、3F~5Fが住居で構成されている。
抜群の眺望を得ることのできる敷地の特性を活かして、大きな開口部と広いテラスを設け、街に対して表情をつくることのできるような住居のあり方を目指した。限られた敷地の中で、最大限に面積を確保するため建ぺい率はギリギリまで使わざるを得ない。すると通常は敷地と道路の関係から、斜線の矢が突き刺さってくる。前面道路の幅員が広く角地であるこの敷地では、斜線制限こそ厳しくないが、建物の高さがあるため、日影規制がかかる。クライアントから求められたヴォリュームを単純に積層していくと、5階が日影の許容範囲をオーバーしてしまう。5階の高さを抑えて天井を下げると、今度は居室の天井高さの最低限度を満たせない。この2つのパラメーターの中で、屋根の形状を模索した。単純に日影の許容範囲を満たすヴォリュームを作るだけでは、やはり屋根は窮屈になってしまい、最上階の豊かな眺望を堪能できる空間としてはふさわしくない。そこで、屋根スラブを折板構造とし、床からキャンチレバー状に跳ね出す形状で、風景へ向かって伸びやかに延長する屋根を考えた。屋根の形状は、前述の2つのパラメーターを両方とも満たすことが出来るよう、シミュレーションを繰り返して決定している。
4階の大きな開口部は全開放できるスチールの引き戸としている。シンプルな構成の中に使い方に応じて仕上げの素材を変えながら、豊かな空間をつくることを意図した。

→新建築住宅特集掲載テキスト
→KJ掲載テキスト

所在地:東京都渋谷区
建築面積:84.79㎡
延床面積:430.38㎡
規模:地上5階 地下1階
用途:住居およびテナント
構造:鉄筋コンクリート造・耐力壁付ラーメン構造

設計・監理
建築:蘆田暢人建築設計事務所 担当:蘆田暢人、勢井彩華
構造:村田龍馬設計所 担当:村田龍馬
電気:EOS plus 担当:高橋翔
設備:ジーエヌ設備計画 担当:五木田正和

施工
建築:栄港建設 担当:安里史彦、上野達郎
電気:アクラEEC 担当:北條大作、北條一美、菊内勝行
設備:アクアサイトウ設備企画 担当:齋藤謙治
家具:松本家具製作所 担当:松本勝一、松本信二、山崎銀次
写真:繁田諭

掲載:
新建築住宅特集 2016年4月号
日経アーキテクチュア 2016年3月24日号
KJ 6月号

001

7のコピー

6

1

2のコピー

3

5

010

011のコピー

008

006

023

026

019

022


WORKS