A

Ashida Architect & Associates

facebook
twitter

世田谷の浮居 Tokyo,2021

我々は気候変動の時代に生きているのかもしれない。日常化する災害。世田谷の水害の記憶は新しく、それは高度に近代化され、治水システムが完全に確立されたと思われていた東京ですら、水害から逃れ得るものではないという事実を我々に突きつけている。水害の被害を受けた敷地に立つこの住宅では、道路レベルからFLを1m程度上げ、建物の接地面積を最小にし、居住スペースを地面から浮かせた。2階の床までをRCでつくり、その上にラーメンフレームを取り入れた木造の架構を載せた構造体とした。住居の中心に、穴を穿つようにあけた地下1階から3階まで4層分続く階段は、各階すべて異なる支持方法と素材でできている。階段も含めた床が角度と素材を変え、重層化して住居に垂直の奥行きを与えている。シンプルな平面構成に複雑なヴォイドの構成が重なる。その複雑な空間をクライアントと共有するツールとして、スタディの初期からUNREAL ENGINEを使用し、空間構成を検討した。スケッチ・模型・ドローイング・VRとさまざまなツールを使うことで、チームおよびクライアント、施工者とのスムーズな連携が可能になるとともに、さまざまな角度からスタディを照射することができた。デジタルデザインは、設計事務所と別組織で立ち上げたStudio Super Surfaceで担当している。気候変動時代における都市住宅のプロトタイプを模索すべく取り組んだプロジェクトである。

所在地:東京都世田谷区
敷地面積:89.11㎡
建築面積:43.84㎡
延床面積:134.85㎡
規模・構造:RC造+木造(一部木造ラーメン)地下1階 地上 3階建て
用途:住居

設計・監理
建築:蘆田暢人建築設計事務所 担当:蘆田暢人、王兪驊
デジタルデザイン:Studio Super Surface 高橋祐亮
構造:村田龍馬設計所 担当:村田龍馬
不動産プロデュース:創造系不動産 担当:須永則明
施工:栄港建設 担当:齋藤大作
写真:中山保寛

house_in_tsurumaki004_M

house_in_tsurumaki019_M

house_in_tsurumaki025_M

house_in_tsurumaki055_M

house_in_tsurumaki042_M

house_in_tsurumaki047_M

house_in_tsurumaki039_M

house_in_tsurumaki046_M_

house_in_tsurumaki056_M

house_in_tsurumaki049_M

house_in_tsurumaki050_M

house_in_tsurumaki053_M

house_in_tsurumaki057_M

house_in_tsurumaki061_M

house_in_tsurumaki063_M

house_in_tsurumaki074_M


WORKS