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Ashida Architect & Associates

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ryugon Minami-Uonuma, 2019

冬の積雪が2mを超える新潟県南魚沼市にある、創業約50年の老舗温泉旅館「龍言」の改修プロジェクトである。過酷な冬と雪を、自然から与えられた恵みとして捉え直して活かし、雪国を象徴する新しいサスティナブルな旅館として再生することを目指した。建物は19世紀に建てられた古民家を移築してつくられていた。豪雪に耐えるための骨太で重厚な佇まいを今に残しており、一部は国の登録有形文化財に指定されている。雪国の建築は雪に対峙するために、極めて機能的で即物的な形状をもつ。龍言ではそれが過度になってしまっており、建物は暗く閉ざされていた。我々が試みたのは、その閉塞的な要素をすべて取り除くことであった。窓もなく閉ざされた長い廊下を外部化して風景や風との接点を増やし、風通しを確保するために一部の棟を解体した。徹底的な引き算のデザインを行い、建築と自然が接続されることで、歴史を引継ぎながらも、雪国の四季の豊かさという全く新しい価値を感じることのできるryugonへと生まれ変わった。

所在地:新潟県南魚沼市坂戸1-6
延床面積:4,579.74㎡
規模:地上2階
用途:旅館
構造:木造
設計・監理(改修)
建築:蘆田暢人建築設計事務所 担当:蘆田暢人、野田歩夢
ランドスケープデザイン:スタジオゲンクマガイ 担当:熊谷玄、宮本潤
植栽計画:TREEFORTE 担当:石川洋一郎
照明デザイン:LIGHTDESIGN INC. 担当:東海林弘靖、黒田茜
家具デザイン・制作:ようび 担当:大島正幸、山田千裕、斉藤丈史
施工:森下組 担当:大口祐樹、羽賀時男、川内翔太
高橋建設 担当:井澤忠勝、石川浩久
Photo:繁田諭
掲載:商店建築 2019年11月号
受賞:ASIA DESIGN PRIZE 2020

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